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リピーターを増やせ!「デジタル町民」システム バス会社を中心に新たな試み始まる 香川・琴平町

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 香川県琴平町を「何度も訪れたくなる町」にしようと、地元のバス会社が中心となってSNSを使った新たな取り組みを始めました。

 観光庁の事業採択を受け、琴平バスを主体とする琴平町観光活性化協議会が2月1日に始めたのが、その名も「デジタル町民システム」です。

(琴平バス/楠木泰二朗 社長)
「『琴平町の一員ですよ』という、そういったメッセージ、思いを込めて」

 LINEで友達登録し、住んでいるエリアなどを入力。琴平に訪れたことを示す「チェックイン」をすると、琴平町にある9つの飲食店や旅館などで使えるクーポンがもらえます。

 さらに……。

(記者リポート)
「登録すると、琴平町内を移動できるサービスを1回無料で利用できます。(乗合型移動サービスmobi)」

 そのほかにも、定期的に琴平町の行事やイベントなどの情報を配信するということです。

 ねらいは、観光客のリピーターや地域に関わる人たち、いわゆる「関係人口」を増やすことです。

(琴平バス/楠木泰二朗 社長)
「(琴平町は)観光スポットみたいな場所になっているかなと思うんですけど、ファン、リピーター、関係人口を丁寧に増やしていく」

 琴平町の調査によると、新型コロナ禍の影響で町内の観光客数は、2019年の263万人から2021年には4割以下まで落ち込みました。ここ2年、回復傾向にはありますが、まだコロナ禍前の水準には達していません。

 琴平バスでは今後、クーポンが利用できる店を増やしたり、「デジタル町民」限定のイベントを行ったりしたいとしています。

(琴平バス/楠木泰二朗 社長)
「ずっとご縁がつながっていく、そういった形を目指している」

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