36人の命が奪われた「京都アニメーション放火殺人事件」の遺族が11日、岡山市で講演し、今の思いと未来への願いを語りました。
(犠牲になった美希子さんの母/渡邊達子さん)
「諦めがつくことはないので、しょうがないとは言えるようになりましたが、諦めはつかないものだなって思ってます」
被害者サポートセンターおかやまと岡山市が開いたもので、100人が参加しました。
登壇したのは、2019年7月に起きた「京都アニメーション放火殺人事件」で犠牲になった渡邊美希子さん(当時35歳)の母・達子さんと兄・勇さんです。
勇さんは、裁判を傍聴し、憤りを覚えるとともに考えさせられることもあったと言います。
(犠牲になった美希子さんの兄/渡邊 勇さん)
「どこかで止まるタイミングはなかったのかなと。大切に思う人がいたりしたら、何かを起こそうとしたとしても、その人に迷惑かけたくないなと思ったら踏みとどまれる」
その上で、被害者も加害者も生まない世の中に向けて願いを語りました。
(犠牲になった美希子さんの兄/渡邊 勇さん)
「人は結局、どのようなつながりを持っているかというのがすごく大事なものの1つなのかな。まずは大切な人に『大切だ』と伝えることから始めていただけたらうれしい」