香川県三豊市の桜の名所・紫雲出山の景観を未来に残そうと、地元の小学生らが桜の木を植えました。
三豊市の荘内半島にある紫雲出山。山頂からは瀬戸内海の多島美を望むことができ、海外からも多くの観光客を集める桜の名所です。
三豊市観光交流局によると山頂付近の大半を占めるソメイヨシノは、樹齢が70年ほどと言われ、腐食が進んだり台風で倒れたりしています。そこで、市と観光交流局は3年前に桜の保全計画を策定。
23日は地元の詫間小学校の5年生の児童と関係者が桜の木5本を植樹しました。植えたのは、病気になりにくく、ソメイヨシノによく似た「陽春」という品種です。2023年の花見シーズンに山を訪れた人から寄せられた募金を活用しました。
児童たちは丁寧に土をかけ、水やりをしていました。
(植樹した児童は―)
「(植樹は)これが初めてで、こんなふうに植えるんだなと思いました」
「これからずっと元気に育っていってほしいという気持ちで植樹しました」
三豊市は紫雲出山の桜の見物客の渋滞を避けるため自家用車の乗り入れを完全予約制にしていて、3月4日正午から三豊市観光交流局のウェブサイトで予約を受け付けます。
2024年は3月23日(土)から4月10日(水)までが予約対象期間になります。一般マイカーの入山チケットは平日1750円、土日2300円です)