いったん支払い、返還を求めます。岡山市は、15日、岡山県から求められていた2023年度の都市公園事業の負担金4045万円を支払いました。
岡山市議会で岡山県から求められていた2023年度の都市公園事業の負担金、4045万円を支出する補正予算案が提案され、全会一致で可決されました。これを受けて、岡山市は岡山県に負担金を支払いました。
岡山県は、県総合グラウンドの整備などの都市公園事業について、岡山市に50％の負担金を求める条例を定めています。
市は負担割合の見直しを求めていて、2023年度分については「県との協議の結論が出ていない」として支払いを拒否していました。しかし、支払期限の15日を過ぎると延滞金が発生するため、いったん支払った上で返還を求める方針を示していました。
（岡山市／大森雅夫 市長）
「延滞金の免除の要請をしましたが、県に拒絶されたため、無用な市民負担の発生を防止するため、不本意ながら、負担金をいったん払った上で協議を続けるとしたものです」
市は、負担金の取り消しや返還を求める訴訟も視野に入れながら県と協議を続けるとしています。
岡山県の伊原木知事は「今後は必要に応じて事務レベルでの協議を続けていくものと考えている」とコメントしています。
