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インバウンド客の周遊範囲は半径4㎞以内 岡山中心市街地の人流分析 日本政策投資銀行

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 日本政策投資銀行岡山事務所は、位置情報ビッグデータ(KDDI Location Analyzer)を活用して、新型コロナが5類へ移行した20235月から12月までに岡山市を訪れた訪日外国人の行動範囲を調べました。

 30分以上滞在した人数を「多い」「普通」「少ない」で色分けして地図上にメッシュ表示したところ、後楽園や岡山城などの市内中心部のほか、池田動物園や半田山植物園方面などにも足を延ばしていたことが分かりました。地図からは、訪日客の行動範囲が中心部から概ね半径4㎞圏であることが推測されます。

(出典)技研商事インターナショナル「KDDI Location Analyzer(訪日外国人版)Powered by NAVITIME」より作成

 また、時間帯別の滞在状況を見ると、昼の時間帯(1018時)の滞在率が全体の5割で、特に後楽園と岡山城では昼の滞在が8割強を占めています。ここから観光目的の来訪であることが推察されます。
 逆に深夜(236時)の滞在率は新型コロナ禍前の2019年からほぼ半減(11%→6%)していることから、宿泊状況が回復していないことが懸念されます。

 また、国別の訪問者割合を見ると、韓国(9%→22%)、アメリカ(4%→9%)が新型コロナ禍前より割合を増やし、中国(10%→4%)、香港(19%→6%)が減らしました。日韓関係の改善を反映した一方、中国は原発処理水に対する風評被害などが影響しているとみられます。

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