世界を舞台に活躍するバイオリニスト・五嶋みどりさんらが香川県観音寺市の特別支援学校を訪れ、演奏会を行いました。
観音寺市にある県立香川西部支援学校を訪れたのは、バイオリニストの五嶋みどりさんと若手演奏家3人です。
五嶋さんは30年ほど前から全国の特別支援学校や病院、高齢者施設などを訪問し、演奏会を行っています。
さまざまな事情でコンサート会場に行く機会が少ない人たちにも、生の演奏を聴いて音楽をより身近に感じてほしいという思いからです。
支援学校の中学部の教室では、生徒約30人らに楽器や曲にまつわるエピソードを紹介しながらブラームス作曲の「弦楽四重奏曲第1番第4楽章」など7曲を披露しました。
生徒たちは最初は生演奏の迫力に驚いていましたが、バイオリンやビオラなどが奏でる美しい音色を楽しんでいました。
(生徒はー)
「(バイオリンの音が)いい音でした。(知っている曲も)ちょっとだけありました」
「(生の演奏は)初めてだと思います。いつか自分で楽器を買って演奏したいです」
(バイオリニスト/五嶋みどりさん)
「(これからも)子どもたちを取り巻く状況なども変わってくると思います。常にいろいろ変わってくることを見つめながら、そして前を向いてこのような活動を続けたい」