「船の体育館」こと旧香川県立体育館の解体費用について、県教委が約10億円を見込んでいることがわかりました。
(香川県教育委員会/淀谷圭三郎 教育長)
「今後、県において、図面や工事費等の精査をさらに進め、物価上昇を伴う単価の置き換えなどを行う必要はありますが、現段階では10億円程度を要するものと考えています」
6月定例香川県議会の代表質問に対する答弁で淀谷教育長が明らかにしたものです。
県教委は、2023年8月から5月末まで高松市の建築事務所に解体工事の実施設計業務を委託し、工事の費用や進め方の検討を行っていました。
解体工事は、地上から重機を使って行い、期間は、記録・保存の調査を含めて約20カ月を見込んでいるということです。
工事の開始時期については、旧県立体育館の西側道路が大規模な地震発生時の緊急輸送路に指定されているため、「速やかに工事費などの必要な予算が計上できるよう調整したい」としました。
また、池田知事はサンポート高松地区と高松中央商店街、中央公園などの回遊性を高めるため、現在、歩行者と自転車は地下道を通るようになっている中央公園北東の番町交差点について、「国や市と連携しながら、平面でも行き来ができるよう検討する」と話しました。