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30年間途絶えていた「北条念仏踊」復活へ…香川・坂出市で講座 2025年春に披露目指す

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 30年間途絶えてしまっている「念仏踊」の復活に向けて6月30日、香川県坂出市で講座が開かれました。

(香川民俗学会/水野一典 会長)
「独特な特色もございますし、なんとかこれを残していただけたらと思います」

 坂出市で開かれたのは「北条念仏踊」に関する講座です。

 坂出市の松山地区に伝わる「北条念仏踊」は、刀を抜いて踊る『大打者(おおうちもの)』や主役をまねて踊る『後踊(あとおどり)』など、ほかの念仏踊にはない特徴があります。

 1956年には香川県の無形民俗文化財に指定されました。しかし、時代とともに踊る人が減り、1994年を最後に途絶えてしまっています。

 そんな中、地元の人たちは坂出市や香川県とも協力し「北条念仏踊」の復活に向けて活動を開始。2023年6月には地元の公民館に保管されていた衣装などを確認、2024年1月には保存会を立ち上げました。

 保存会は、2025年春に坂出市大屋冨町の厳島神社で行われるお祭りで「北条念仏踊」を披露することを目指していて、現在は協力の呼び掛けや衣装や道具の準備を進めているということです。

(北条念仏踊保存会/吉川文雄 会長)
「先輩たちが残した特色ある北条念仏踊なので、できたら今の壮年たちに土産物として今のうちに伝えたい」

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