JR芸備線の存廃などを議論するため国が設置した再構築協議会の2回目の実務者会議が開かれ、現状把握のための調査事業を2024年度中に実施することなどを確認しました。
芸備線再構築協議会は国や沿線の自治体、JR西日本などで構成されています。
岡山県新見市の備中神代駅から広島県庄原市の備後庄原駅までを「特定区間」とし、鉄道を存続させるか、廃止してバスなどに転換するかなどを話し合います。
10日、各組織の担当者らが出席する2回目の幹事会が開かれ、利用者への意見聴取などの調査を2024年度中に行うことを申し合わせました。
また、調査の結果を踏まえ2025年度には実証事業を行い、芸備線のさまざまな可能性を検討するとしています。
調査や実証事業の詳細については今後、決めるということです。
(中国運輸局/阪場進一 交通政策部長)
「常に地域の利用者、住民が背景にいることを意識しながらしっかり考えながら構成委員会で議論したい」
次回は2024年10月、本会議にあたる「協議会」を開催する予定です。