ニュース

幼いころから応援してくれた天国の祖母へ届ける「笑顔と感謝」 岡山・津山【甲子園へのキセキ】

ADVERTISEMENT

ADVERTISEMENT


 夏の高校野球・岡山大会。津山の主将は、幼いころから応援してくれた天国の祖母へ、感謝の気持ちを届けます!

 津山の主将、小林成希はこの夏、大切な人を思って戦います。

(津山/小林成希 主将 [3年])
「小学校時代から野球の応援をしてくれて、送り迎えとかもしてくれるすごく優しいおばあちゃんでした」

 幼いころから野球の応援をしてくれていた祖母の山本明子さん。2023年、天国へ旅立ちました。

(小林主将の祖父/山本勉さん)
「マスカットへ2人で応援行こうでと約束していたので、悔いのない試合をしてほしいとおばあちゃんも思っていると思います。おそらく上の方から応援していると思います」

(津山/小林成希 主将)
「この背番号なんですけど、おばあちゃんの仏壇にしばらくお供えしておばあちゃんからパワーをもらってきたので、泥臭く1勝をつかみ取りたいと思います」

 試合は1回、二死ランナーなし。小林の第1打席。ここは豪快に空振り三振で出塁とはなりません。

 しかし、強豪・岡山理大付を相手に、全力プレーと「笑顔」で挑みます。

 4回、小林の第2打席。今度はうまく弾き返し、センター前ヒット。頼もしい主将として、チームを引っ張ります。

 津山は5回、2点を失い、なおも一死1,3塁。ピンチの場面で小林がマウンドに。

 スタンドからのエールを受け、ここを最少失点で切り抜けます。

 5歳から始めた大好きな野球。いつも見守ってくれた大好きな祖母へ。グラウンドから届ける感謝の思い。高校生活最後の夏を小林は笑顔で戦い抜きました。【津山 0‐7 岡山理大付】

(小林主将の祖父/山本勉さん)
「『よく頑張ってやってくれた』と言ってます。ガッツポーズ見て手をたたいていると思います」

(津山/小林成希 主将)
「目立たたないと天国には届かないので、僕の笑顔が大好きだったって言ってくれてたので、ずっと試合中は笑顔でいるようにしました。もう本当に悔いはないです」

関連ニュース

全国ニュース(ANN NEWS)

新着ニュース