球児を支える人たちの物語です。大安寺の初戦3安打の活躍をみせた3番バッター藤田選手の野球人生を支えてくれたのは、おばあちゃんのご飯でした。
大安寺の1回戦。バッターボックスに立つ3番、藤田圭吾選手を優しく見守るのは、祖母の日下尚子さん(74)です。
(日下尚子さん)
「野球については応援ぐらいしかできていないです。食事作ったり、そのぐらいですかね」
共働きの両親に代わって晩ご飯を作るなど、「食事」で支えてきました。
(山下佳乃リポート)
「大安寺の攻撃、尚子さんもメガホンを叩いて藤田選手の活躍を祈ります」
スタンドの最前列には祖父・章さん(77)も。
6回、藤田選手が3打席連続となるヒット! この回、2点を奪った大安寺。
食で支えてきた孫からの勝利の恩返しとなりました。
【大安寺 4-1 吉備高原】
(日下尚子さん)
「なかなか1勝が今まで取れなかったので、うれしいです。きょう何のごちそうしようかな」
(大安寺/藤田圭吾 選手[3年])
「小さい頃育ててもらっていたので、その恩返しが少しでもできたかなと思って良かったと思います。そうですね、(夜ご飯は)肉系がいいです」