夏の高校野球・香川大会はいよいよ準決勝! 45年ぶりのベスト4となった高松東は初の決勝進出を懸けて春の四国王者に挑みました!
快進撃が止まらない高松東。スタメンの半分以上が1・2年生というフレッシュなチームで、45年ぶりの準決勝まで勝ち上がってきました。初めての決勝進出へ……立ちはだかるのは春の四国王者・高松商。
(高松東/佐々木大輔 選手[3年])
「強豪校で、僕たちに『勝たなければいけない』というプレッシャーが相手にはあると思うので、そこをうまく使っていって、下剋上で失うものがないので、しっかり自分たちらしく頑張っていきたいと思います」
試合はいきなり動きます。1回裏、高松東の攻撃、1番バッター佐々木への初球!
(実況)
「鋭い当たり! ライトへ。大会第一号は高松東先制のホームラン! 佐々木がライトスタンドへ持っていきました!」
高松商も目が覚めるような一発。高松東がいきなり「下剋上」ののろしを上げます。
高松東の先発は2年生エース・森井。2回にはランナー1、2塁のピンチを背負い、打席には高商のキャプテン・石井。
(実況)
「空振り三振!」
堂々のピッチングでピンチを切り抜けます!
しかし高松東も先制ホームラン以降、ヒットが出ず、なかなかチャンスをつくれません。
すると4回。
(実況)
「打ちました!レフトへの打球」
高商に同点とされると……。
(実況)
「セカンドの後方、ライト、その間に落ちる!」
高商の先発・佐藤からホームランのお返し! 高松東はこの回で逆転を許します。
5回には満塁から連続で2点タイムリーを浴び一気に突き放されます。
嫌な流れを断ち切るのは最上級生の役目! エース・森井に代わってマウンドに上がったのは3年生の水落。
ノーアウトから着実にアウトを重ね、追加点を許しません。
しかし、春の四国王者の壁は高く、敗れた高松東。
この夏、ベスト4の大躍進を糧に2025年はより大きな目標を叶えます。【高松商 9‐1 高松東】7回コールド
(高松東/佐々木大輔 選手[3年])
「全員が泣いていたら次が始まらないと思うので、次に一番つながることは、最後3年生が笑顔で終わることだと思うので、次頑張ってほしいという思いを込めて笑っていました。次の壁がでかくなった、願う場所がより高くなった、ベスト8から『本気で甲子園』。後輩の気持ちはあると思います」