夏の甲子園で25年ぶりの1勝をあげた香川代表の高松商業が、3回戦で和歌山代表の智弁和歌山と対戦しました。
夏の甲子園51年ぶりのべスト8を目指す高商。2回戦と同じく先発は徳田叶夢。
2回、高商はランナー2塁3塁のピンチを迎えましたが、得意の変化球で無失点に抑えます。しかし、3回3連打と犠牲フライで一気に3点を奪われます。高商は4回、5回とランナーを出しますが、なかなか打線に火が付きません。迎えた6回裏、1アウト、ランナーなしで打席には2番・浅野。
(実況)
「捉えた!レフトバック!浜風に乗っていきました!甲子園でもアーチをかけました!反撃ソロホームラン!」
2年生スラッガーが高校通算35本目のホームランを夢舞台のスタンドへ放ち、1点を返します。再び4点ビハインドとなった8回ランナー1塁2塁のピンチ……。
(実況)
「ファーストゴロ、よく止めた!」
香川大会では準決勝、決勝ともに4点差を逆転した高商、最後まであきらめません!
(実況)
「つなぎました高松商業!」
9回裏2アウト。フォアボールなども絡みフルベース!打席には8番・向井
(実況)
「2塁へ!それました!その間に3塁ランナーホームイン!」
逆転劇への”のろし”となるか……
しかし、代打の大坪がショートゴロに倒れ、ゲームセット。
最後まで食らい付いた高商。長く楽しい夏が幕を閉じました。【智弁和歌山 5-3 高松商】
(高松商/山﨑悠矢 主将[3年])
「勝ちたかったけど満足感の方が強いです。香川大会でも逆転劇をしていたので、たくさん応援されてましたし、本当に楽しかったし夢のような時間でした」
(高松商/浅野翔吾 選手[2年])
「あすから新チーム始まるけど、来年の夏まで成長して良いチームになって戻ってきたいと思います」