高校野球香川大会。2023年夏の大会、初戦の試合直前にアクシデントに襲われた高松東のキャッチャーが2023年の分まで戦い抜きます!
高松東のキャッチャー・佐々木大輔。2023年の夏、初戦の直前。
試合前のシートノック中にボールが目に直撃。そのまま試合には出場しましたが、本来の力を出せず。3回途中で交代すると、チームも敗れ、思わぬ形で夏を終えました。
(高松東/佐々木大輔 選手[3年])
「本当に申し訳ないなという気持ちが後からこみあげてきて、すごく申し訳なかったです。自分の力がマックスで出せるようにチームのために貢献できるように自分がしっかり躍動していきたい」
高松東は2回、ツーアウトながらランナー2塁のピンチ。
(実況)
「センター前~タッチ、アウト!」
続く3回、無死1・2塁のチャンスで打席には1番・佐々木。確実にバントでチャンスを広げると、高松東はこの回3点を先制します。
しかし4回裏、ピンチを迎えると、ここで佐々木がマウンドへ行きピッチャーに声を掛けます。
(高松東/佐々木大輔 選手[3年])
「もう気にせずこのまんま行けよと、楽に投げさせました」
ピッチャーをしっかりリードし、反撃を許しません。
続く5回。1アウトランナーなしで打席には佐々木。レフト前にはじき返し、この日初ヒット。その後、佐々木は貴重な追加点となるホームを踏みます。
そのまま勝利した高松東。2023年の悔しさを晴らすため、佐々木の夏は、まだ続きます!【高松東 5‐1 三木】
(高松東/佐々木大輔 選手[3年])
「打った時(スタンドの応援が)わいてくれてすごいうれしかったです。ゲームが上手く進むのにキャッチャーが一番大事だと思うのでリードをしながら頑張っていきたいと思います」