岡山県倉敷市の伊東香織市長は26日の会見で、市の水道料金を2025年3月以降の検針分から値上げする方針を明らかにしました。9月市議会に関連する条例の改正案を提出します。
市民生活への影響を緩和するため、2025年3月の検針分から1年間は現在より10%引き上げ、2026年3月の検針分からは現在より20.82%引き上げと、2段階で値上げします。
市によりますと、1カ月に20立方メートルの水を使う一般的な家庭の場合、現在の水道料金は2200円ですが、20.82%の引き上げで2658円になります。
災害に備えた耐震化や物価の上昇を考えると2025年度から3年間で市の水道事業が42億円あまりの収入不足になるという、倉敷市水道事業経営審議会の2024年6月の答申を踏まえ、市が値上げを判断しました。