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瀬戸内海国立公園の父「小西和」の伝記を出版 香川大学

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 香川大学瀬戸内圏研究センターは、今から90年前、瀬戸内海を日本初の国立公園に指定する時に尽力した、さぬき市出身の小西和(かなう)の業績をまとめた伝記を出版しました。

『瀬戸内海国立公園の父 小西和』(青文舎)
特定非営利活動法人・瀬戸内海研究会議 監修
山本一伸 著(さぬき市学芸員・香川大学瀬戸内圏研究センター客員研究員)
B6判 96ページ

 小西和は1873年(明治6年)に今のさぬき市長尾で産まれ、札幌農学校(北海道大学の前身)で学んだあと新聞記者などを経て、瀬戸内海を国立公園にするために国会議員になった人です。

 さぬき市の学芸員・山本一伸さんが、小西和の多才で行動力旺盛な人となりや功績を、豊富な資料に基づいてまとめてきたものを、一冊の伝記として出版します。

 実業家、ジャーナリスト、自然科学者、政治家とマルチなフィールドで活躍して瀬戸内海を世に広め、明治・大正・昭和を駆け抜けた郷土の偉人の足跡を知ることができます。

 瀬戸内海国立公園は、1934年に日本で初めて国立公園として指定されました。2019年にニューヨーク・タイムズの「行くべき観光地」の第7位に選ばれ、2024年3月に90周年を迎えました。

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