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岡山県の地価調査 平均変動率32年ぶりに上昇も…市町村の「二極化」進む 用途別では住宅地以外が上昇

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 不動産取引の目安となる地価調査の結果がまとまりました。岡山県では「全ての用途」の平均変動率が32年ぶりに上昇しました。

 岡山県の「全ての用途」の平均変動率は、2023年より0.1%上がり32年ぶりの上昇となりました。ただ、市町村別でみると、上がったのは岡山市、倉敷市、総社市、早島町のみです。これは2023年と同じで、下落した23市町村との二極化が進んでいます。

 用途別でみると、「住宅地」の平均変動率は27年連続で下落。「商業地」「工業地」などは上昇しました。

 「住宅地」で地価が最も高かったのは34年連続で「岡山市北区伊福町3丁目」です。12年連続で地価が上昇していて、1平方メートル当たり22万5000円です。

 一方、「住宅地」で上昇率が最も大きかったのは「岡山市北区下中野」です。国道2号と岡山西バイパスの交差点の立体化などで交通の利便性がさらに高まり、若いファミリー層を中心に人気が続いています。

 「商業地」で地価が最も高かったのは「岡山市北区錦町」で、1平方メートル当たり195万円です。2023年より6.6%上昇し、上昇率も全地点の中で最も大きくなっています。

 調査した不動産鑑定士は「コロナ禍からの経済の回復と物価の上昇傾向が、インフレに強い資産である土地の価格上昇をもたらしている。岡山市中心部では、多くの再開発事業への期待から地価が上昇している」と分析しています。

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