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「1分で伝える防災啓発動画」に込められた思いとは? 津山市の職員らが作成 岡山【こつこつ防災】

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 防災の話題を伝える「こつこつ防災」です。岡山県津山市の職員らが、長さがたった1分という短い防災啓発動画を作りました。動画に込められた思いとは?

 津山市の防災啓発動画「教えて防災リーダー 1分でわかる災害への備え」です。防災に必要な基礎知識などを市の職員が紹介しています。

 動画の中で防災リーダーを演じるのは、防災士の資格を持つ津山市危機管理室の山下室長です。

(津山市 危機管理室/山下幹芳 室長)
「1テーマ1分ということで絞りました。出来るだけショートショートにして、防災について大事なことを伝えていこうっていう趣旨で作らせてもらいました」

 テーマは「情報収集」や、「マイ・タイムライン」の作成など5つです。

 津山市ではこれまで5~15分の市政情報番組を作っていましたが、「5分でも最後まで見ることができない」といった声があったことから、ポイントを絞った1分の動画を作ったそうです。

 さらに……

(津山市 危機管理室/山下幹芳 室長)
「キャラを濃くして、親しみやすさっていうところでは方言を使いました。最初の導入部分ではコント的な要素を入れて、それから説明部分に入っていくっていうふうな工夫をしています」

 また、基礎知識に加えて、ためになるちょっとした情報も入れたそうです。

(津山市 危機管理室/山下幹芳 室長)
「非常持ち出し品であれば、おもちゃとか持って行った方がお子さんが避難所で困ったりしないよとか、避難訓練の所になるんですけれども、訓練をすることが大事ではなくて地域のつながりを持つためにそういった訓練に参加することが大事ですよっていう、防災の本質的なところを語らせていただいているというところが強みです」

 動画に出演した中島さんも新たな学びがあったそうです。

(津山市 生活福祉課/中島明日香さん)
「災害系のアプリなどをインストールして、雨が降るよという時にはこまめにチェックをするようにしたりとか、非常持ち出し袋、セットの物を買っていたんですけど、やっぱり自分に必要な物ってなんだろうなと思って中身を見直したりということはしています。短くてちょっと面白い感じで見やすくはなっていると思うので、日頃からの準備に役立ててもらえたらなと思います」

 この動画は地方自治体などの広報活動を表彰する「全国広報コンクール」の映像部門で入選。インターネットなどで見ることができます。

(津山市 危機管理室/山下幹芳 室長)
「映像を見せることでちょっとした防災のコツとかっていったものも画像で伝えることができたので、今回大変良かったなと思っています」

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