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大切なのは地域の絆 夏祭りに合わせて防災イベント 防災グッズの紹介や消火方法の体験など【こつこつ防災】

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 防災の話題を伝える「こつこつ防災」。岡山市北区の建部地区で町内の夏祭りに合わせて防災について学ぶイベントが行われました。大切なのは地域の絆です。

 夏祭りの準備が進む岡山市北区の建部町文化センターです。焼きそばやフライドポテトなど屋台で提供する料理作りも災害時の炊き出しの訓練になるということです。

 この日行われたのは岡山市などが進めている「防災キャンプ」です。この地区ではより多くの人に防災について学んでもらおうと、毎年、夏祭りに合わせて防災イベントを開いています。今回は住民約120人が参加しました。

 イベントでは建部町公民館・図書館の杉山良暢館長が簡易のソーラーパネルや蓄電器、トイレなど「防災グッズ」を紹介しました。

 参加者には非常用保存食の「アルファ米」が配られました。「アルファ米」は炊いたお米を乾燥させたものでお湯を入れて約15分、水の場合でも約60分で食べられるようになります。

(試食した子ども)
「おいしい」

 また、子どもたちは訓練用の消火器を使って消火の方法を体験したり、消防車や救急車を見学したりしました。

(小学6年生)
「やったことないのでちょっと怖かったけど、自分の身を守るためになったのでちょっとうれしかったです」
(小学5年生)
「将来の夢が消防士で、体験をするっていうのは貴重な体験になるのでやってみたら結構使いやすくて、将来のためにも生かせるかなと思いました」

(参加した住民は―)
「みんな大勢集まってくれた中で防災のことが少しは(記憶に)残ると思うんですよ。それは必ず役に立つことだと思うのでいい企画だと思いました」
「小学校に避難とかっていうのを家族で話し合ったことはなかったので、しっかり避難経路とかを相談して決めておいて、子どもたちにも自分で逃げられるようになっておいてほしいなっていうふうに思いました」

 防災イベントが終わり町内の夏祭りが始まりました。みんな楽しそうです。杉山館長は、防災には地域の人たちの普段からのつながり、絆が大切だと話します。

(建部町公民館・図書館/杉山良暢 館長)
「防災ということを考えた時に顔の見える関係づくりというのが一番基本になると思います。どんな人がそこの地域に住んでいるかということを知ることが、いざ災害の時にそういった避難弱者を無くすための一番の基本ではないかと思っております」

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