高松市は、市中央図書館や菊池寛記念館などが入る複合施設「サンクリスタル高松」(高松市昭和町)のリニューアルオープンが2027年の秋から冬ごろになる見通しを明らかにしました。
当初は2026年度中に開館するとしていましたが、実施設計の結果を踏まえた新たなスケジュールを16日、市議会の教育民生調査会で説明しました。
リニューアルは1992年11月に開館した施設の老朽化に伴うもので、2025年のゴールデンウイーク前後から施設を休館し、改修工事を行います。
現在、60台が収容できる立体駐車場を備えていますが、車高が高い車は駐車できず、2024年度の一日の平均駐車台数は28台に留まっています。そこで、修繕費なども考慮し、立体駐車場を取り壊し、跡地に平面駐車場を整備する方針も示されました。
今ある平面駐車場もあわせた駐車台数は91台から47台に減りますが、イベント時には周辺の市有施設などを積極的に活用するとしています。
サンクリスタル高松のリニューアルの事業費は概算で68億7500万円程度になる見通しです。