デジタル技術を活用して生産性の向上を図る「DX化」を推進しようと岡山県が製造業向けのセミナーを開きました。
セミナーには県内の製造業の経営者や従業員約20人が参加しました。
講師は、中小企業のDX化の支援事業にも取り組んでいる岡山市の金属加工メーカー「クレスコ」の川井雄之介社長が務めました。
川井社長は「DX化は手段であって利益を生み出す仕組みをいかにつくるかを考えることが大切だ」などと話しました。
その後、参加者はクレスコの工場を見学しました。
クレスコは2019年に生産計画や材料の発注などを一元管理するオンラインシステムを導入、受注の増加につなげるとともに従業員の残業時間を大幅に削減したということです。
(参加した人は―)
「ものづくりの機械と人のつながりを上手いことつなげられているので参考にしてうちも進めていけたら」
(参加した経営者は―)
「弊社も『DX、DX』と推進をはじめているが、何のためにやるのかしっかり自社にフィードバックすることが経営者の立場として参考になった」