岡山県議会議員2人が行った海外視察はともに「観光旅行だった」として市民団体が行った住民監査請求について、県の監査委員が棄却しました。
岡山市のNPO法人「市民オンブズマンおかやま」は、民主・県民クラブに所属する県議が2023年行ったアメリカとイギリス領ヴァージン諸島への視察と、自民党岡山県議団に所属する県議が2024年行った台湾への視察は、ともに観光旅行だったとして2024年12月に住民監査請求を行いました。
視察に伴って県が約94万円と約33万円を支出したのは違法だとしていて、2人の県議に返還させるよう伊原木知事に求めていました。
県の監査委員は、2人の県議に事実関係を確認し「いずれの視察も県が推進する施策と関連があり、目的や費用などは不当ではない」と判断しました。そして、3日付で請求を棄却しました。
市民オンブズマンおかやまは棄却を不服として住民訴訟を起こす方針です。