農水省が5年に1度実施している「農林業センサス」統計調査で、香川県丸亀市の調査員が調査対象候補者の氏名、住所、保有山林面積などが書かれた「客体候補名簿」1部を紛失したことが分かりました。
丸亀市では、1月にも客体候補名簿1部と調査票2部などを紛失していて、今回が2件目です。
丸亀市から報告を受けた香川県の統計調査課の発表によりますと、調査員は1月21日と22日に候補者宅を訪ねましたが不在だったため、不在連絡メモと客体候補名簿をポストに入れて帰りました。2月2日に再訪問したところ、候補者から書類は「ポストに入っていなかった」と言われ、紛失した可能性があることが分かりました。
丸亀市は候補者に謝罪し、警察に遺失物届を出したということです。
農林業センサスは国内の農業・林業の労働力や、どんな農産物・林産物を販売しているかなどを把握する全国調査で、調査員は市町の推薦により県が任命します。農水省によりますと、客体候補名簿は候補者本人には渡さない決まりになっているということです。
香川県によりますと、今回の農林業センサス調査では全国で関係書類の紛失が起きているということです。