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廃棄していた「ハマチの背骨」をご飯のお供に 高校生と共同開発した食品が農水省大臣官房長賞 香川

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 食品産業センターが主催する2024年度の「優良ふるさと食品中央コンクール」で、香川県坂出市のおがた食研が製造・販売している「骨のあるヤツ!多高のハマチゃん!」が、国産畜水産品利用部門で農林水産省大臣官房長賞を受賞しました。

 この商品は、多度津高校の海洋生産科・食品科学コースと連携して、今まで産業廃棄物として処理されていたハマチの背骨を食品にしたものです。
 地域資源ハマチの廃棄削減に貢献しようと、多度津高校が香川県の依頼で開発に着手し、おがた食研が商品化までサポートして完成。2024年8月から1袋430円で販売開始しました。カルシウム、DHA、EPAを含み、骨をまるごと食べられる新食感のご飯のお供です。2024年度のかがわ県産品コンクールの食品部門で最優秀の知事賞を受賞しました。

 このコンクールは、地域色豊かな食品の中から、農林水産物の加工利用で優れた成果を上げるなどした食品を選ぶものです。香川県の県産品振興課は「味だけでなく、フードロスに貢献したことも評価されたと思う。常温保存ができ、価格も手ごろなので、お土産需要も期待できる」としています。

 表彰式は3月10日に東京で行われます。

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