岡山県の公立高校で19日、一般入試の合格発表がありました。公立高校58校のうち半数の29校が定員割れとなりました。
県内有数の進学校、岡山朝日高校でも現在の入試制度になった2014年以降で初めて定員を下回りました。
320人の定員に対して試験に臨んだのは311人。結果は全員が「合格」でした。
(合格した生徒は―)
「定員割れでも自分が今まで努力してきた分をしっかり出せるように、抜かりなく頑張りました」
「定員割れが初めてだから(全員)受かるかも分からなかったから、逆に不安が大きかったかもしれない」
岡山朝日の受験を専門とする塾の塾長は―
(岡山朝日高校受験専門 進学塾サンライズ/小崎高寛 塾長)
「正直驚きました。朝日高校の人気低下が原因だとは思っていません。やっぱり少子化の影響だとか、私立高校などの進路選択の増加だとか、全国的に見ても公立高校の倍率の低下は影響はあると思います」
実は岡山朝日は事前の希望調査の時点で定員割れしていましたが、それでも本番の受験者数は定員に届きませんでした。
(岡山朝日高校受験専門 進学塾サンライズ/小崎高寛 塾長)
「岡山朝日高校は(国・数・英で)自校作成問題を採用していまして、難度の高い問題にチャレンジしなきゃきけない。(事前の)定員割れの結果を見て、やっぱり朝日っていうふうにはどうしても対策が間に合わない等の理由で、変更する子は少ないだろうなと思います」