小規模事業者向けの新型コロナ対応の補助金90万円をだまし取ったとして、岡山市中区の会社役員の男(40)と、富山市の会社員の男(39)、東京都の会社役員の男(29)の3人が19日、詐欺の疑いで逮捕されました。
警察の調べによりますと、3人は、2020年12月、富山市の男が会社を経営しているように装い、独立行政法人中小企業基盤整備機構が主幹する2020年度の「小規模事業者持続化補助金(コロナ特別対応型)」を虚偽申請し、事業実績報告書を作成して2022年2月、90万円をだまし取った疑いです。
岡山中央署は2024年7月、岡山市の男を別の逮捕監禁事件で逮捕し、余罪を調べていたところ、口座や携帯電話の履歴などから男が他の2人を引き合わせて補助金詐欺をしていた容疑が浮上しました。
調べに対し、岡山市の男は「やるべきことをやったという認識で、納得いかない」と、富山市の男は「申請したのは間違いないが、詐欺だと思っていない」と容疑を否認しているということです。
警察は、だまし取った金の使い道などを捜査しています。