バスケットボールB3トライフープ岡山で長年クラブの顔を務めてきた地元出身選手の引退セレモニーが行われました。
倉敷市出身で、トライフープ岡山一筋に9シーズンともに歩んだ岡田陸人。2024年12月、今シーズン限りでの引退を表明しました。
トライフープが3人制バスケのクラブだった2016年から在籍する岡田。5人制チームを結成した2018年には初代キャプテンを務めました。現在の所属選手では唯一の地元出身選手です。
2022年、B2昇格まであと一歩で惜しくも敗れたプレーオフ。連敗が続いたシーズンでは涙ながらにファンあいさつしたことも。クラブの顔として常に責任を背負って戦ってきました。
(トライフープ岡山 18/岡田陸人 選手)
「地元の選手としてプレッシャーとか昇格への期待は自分自身背負うものがあったけど、引退を表明してから改めてバスケットボールと向き合うことができて、この4カ月くらいバスケットがすごく楽しくて」
そして岡山市でのラストゲームとなった6日。試合前には岡田が昔からのファンにあいさつに行く場面も。詰めかけた2771人の前で、岡田は持ち味の粘り強いディフェンスを披露。チームを鼓舞します。
最終第4クオーター残り1分を切り、2点を追いかける展開。岡田が出足の早い守備でボールを奪うと岡田からパスがつながり、最後は向井。ここは惜しくもゴールならず。逆転とはなりませんでしたが、最後まで岡田らしいプレーをファンに見せました。【トライフープ岡山 71‐76 さいたまブロンコス】
(トライフープ岡山 18/岡田陸人 選手)
「皆さんの声援のおかげでくじけそうな時でも『もうだめだ』と思った時でも『またここに戻って来たい』って思わせてくれました。本当にありがとうございました」
トライフープは岡田の功績を称え、背番号18をクラブ初の永久欠番としました。
(トライフープ岡山 18/岡田陸人 選手)
「年々ファンの人数と声援の大きさも変わっていってうれしい気持ちもありつつ、結果が出ない申し訳なさというか悔しい思いはあったけど今後も大きくなっていくと思うので期待しています」