岡山県警は、2024年のストーカー・配偶者暴力事案への対応件数をまとめ、発表しました。どちらも認知・対応件数は横ばいでしたが、検挙件数は減少しました。
ストーカー事案の認知件数は222件で、前年から1.8%減少しました。ただ検挙件数は、前年の49.3%の38件でした。
内訳はストーカー規制法違反が18件、次いで住居侵入等が8件などとなりました。
認知件数が同水準だったのに検挙件数が減少した理由について、岡山県警は、認知した事案のうち事件として立件するための事実構成が困難な事案が多かったためだとしています。
また、2024年の配偶者暴力事案の認知件数は1392件で、前年を5.5%下回りました。検挙件数は135件で、前年比25%の減少でした。
検挙件数が減少した理由について、岡山県警は、現場臨場の際に逮捕や検挙の必要性があると判断するだけの被害を確認できない事案が多かったためだとしています。
岡山県警は「引き続き被害者等の安全確保を最優先とした迅速かつ組織的な対応を着実に推進する」としています。