香川県のタクシー組合が、四国で初めてとなる「地域密着型」の配車アプリを導入しました。高松市で15日から本格的な運用が始まりました。
配車アプリの運用を始めたのは高松タクシー協会に加盟する法人事業者15社と8つの個人タクシーです。
導入したのは全国展開の配車アプリではなく、複数のタクシー会社が共同で配車する「地域アプリ」です。「地域アプリ」はそれぞれの地域で日常的に必要な台数を確保でき、高齢者などアプリを使えない人の需要にも応えられるということです。
配車可能なタクシーがすぐに見つからない場合には「空車予測時刻」が表示され、改めて予約できます。
協会によりますと、高松市内では約250台のタクシーがこのアプリを使った配車が可能になっていて、近い将来、香川県全域での運用を目指しています。
(高松タクシー協会/川﨑武文 会長)
「地元の利用者にとってなじみのあるタクシー会社を選択できるところも強みかと思っているので、これまで電話で利用されていた方がアプリに移行しても使いやすいものというところは一番特徴かと思っている」