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備前市美術館が12日開館へ 独創的な「備前の現代陶芸作品」が並ぶ記念特別展 岡山

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 岡山県の「備前市美術館」が12日、オープンします。記念特別展には独創的な「備前の現代陶芸作品」が並んでいます。

 JR伊部駅のすぐ近くに備前市美術館がオープンします。

 「備前焼ミュージアム」が生まれ変わった美術館です。5つの展示室があり、エントランスでは、人間国宝・伊勢﨑淳さんが手がけた巨大なモニュメントが出迎えます。

 開館記念特別展として「備前の現代陶芸:至極の逸品」が開かれます。

 並んでいる作品は、備前の土を使った「現代陶芸」です。備前焼の作家として初めて人間国宝になり、備前における現代陶芸のパイオニアでもある金重陶陽さんの作品など、37人の作家の陶芸作品が前後期合わせて83点展示されます。

 「聖衣」と題された作品。柔らかくのびやすいという備前の土の性質を生かし、薄く平たい土をぐにゃりと曲げています。

 「群雀」と題された作品は、たくさんの雀と目が合いそう。手や型を使って作られていてかわいらしい表情を楽しめます。

(備前市美術館/田邊桃子 学芸員)
「備前の地に新しくできた美術館として、備前焼の魅力であったり、備前の現代陶芸の今を知っていただく展覧会として企画しました。備前焼は茶湯のイメージが強いとは思いますが、いろんな作品を作っている作家がたくさんいるというのを知ってもらいたい」

 備前市美術館は12日オープンし、開館記念特別展「備前の現代陶芸:至極の逸品」は前後期入れ替えて12月25日まで開かれます。開館記念特別展「ピカソの陶芸」も同時に開かれます。

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