世界的な彫刻家、流政之の作品「風の石笛」が香川県に帰ってきます。
「風の石笛」が設置されるのは高松市生島町の香川県総合運動公園です。設置工事を前に20日、公園内で関係者らが出席して安全祈願祭が行われました。
「風の石笛」は流政之の代表的な作品で、高さが約3.5m、幅が約9.5mもあり有機的で重く、流れるような赤い石の塊が印象的です。
これまで三菱UFJ銀行千葉センターに設置されていましたが、センターの移転に伴い作品などを管理する流財団に寄贈されました。
(三菱UFJ銀行 総務部/牧野広毅 副部長)
「我々の銀行の手元から離れていく寂しさはありますけど、香川県で今後末永くいろんな方々の目に触れる、あるいは直接触れていただけるという環境に設置できるのでその点は非常にうれしく思っています」
(流財団/香美佐知子 代表理事)
「美術作品としての価値がずっと受け継がれて大切にしていかれるという意味でも重要なものかなと思います」
現存する流作品の中では最大級といわれる「風の石笛」設置工事の完了は、2027年を予定しています。