岡山県は、6月16日、最近の気温や湿度の状況から食中毒の発生リスクが高くなっているとして、県内全域に食中毒注意報を発令しました。
食中毒予防の三原則「清潔」「迅速・冷却」「加熱」の徹底を呼び掛け、飲食店や福祉施設などへの注意喚起も強化するとしています。
1「清潔」
・調理や食事の前後で、手をよく洗う
・まな板、ふきん等の調理器具を十分に洗浄・消毒する
・肉を扱う際は、生肉用のはしと食べるはしを使い分ける
2菌を増やさない「迅速・冷却」
・調理後の食品はできるだけ早く食べる
・食品の保存は10℃以下で保存する(生食用鮮魚介類は4℃以下で保存)
3菌をやっつける「加熱」
・加熱した食べる食品は、中心部まで十分火を通す
食中毒注意報は、最高気温と平均湿度などが県の基準(気温25度以上かつ湿度75%以上など)に該当した場合に発令されます。今回は6月11日から6月13日が該当しました。去年より3日遅い発令です。
県によりますと、2025年に入り医療機関から報告された食中毒は、6月15日現在、5件(飲食店4件、高齢者向け給食施設1)で、患者数は104人です。