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香川県の「事実婚」当事者が参考人として法務委員会へ 選択的夫婦別姓を巡る審議進む

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 「選択的夫婦別姓制度」を巡る法案の審議が国会で進められています。制度の導入を望んで「事実婚」を選んだ香川県の当事者が17日、参考人として法務委員会に出席します。

 16日午後、東京に向かうため高松空港にやってきた香川県宇多津町に住む会社員の割田伊織さん(30)と団体職員の武井七海さん(29)。

 互いの名字を変えずに一緒に暮らすため2024年、婚姻届は提出せずに夫婦と同様の生活をする「事実婚」を選びました。それぞれの意見を尊重した選択でしたが「法律婚」との違いに苦労や不安もあるといいます。

(武井七海さん)
「新婚世帯向けの補助金っていうのがあったんですけどそれも使えるかなと思っていたら法律婚でなければ使えないということがあったり、事故や病気という万が一のときにたとえば医療機関で意思決定をできないかもしれない」

 衆議院の法務委員会では選択的夫婦別姓制度を導入する法案と旧姓を使いやすくする法案について5月30日から審議が始まっています。6月10日には有識者ら5人への参考人質疑が行われました。

 割田さんは17日に開かれる法務委員会に「事実婚の当事者」として出席することになりました。

(割田伊織さん)
「名字を変えずにこのまま結婚できるっていう姿を実現していただきたいなというふうに思っているので、そういう声を届けたいなと思っています」

 参考人質疑は17日午前9時から行われ、割田さんら5人が10分ずつ意見陳述した後、委員からの質問に応じます。

 武井さんも随行者として委員会の場に同席する予定です。

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