香川県まんのう町に特別天然記念物のコウノトリが巣を作っています。ひな2羽が巣立ったことが確認されました。
まんのう町によりますと、コウノトリは3月下旬に産卵したとみられます。6月25日に親鳥がひなに餌を与える行動が観察用の定点カメラに映り、ふ化が確認されていました。
6月29日正午過ぎに1羽が巣立ち、続けてもう1羽も巣立ちました。まんのう町でコウノトリが巣立つのは3年連続です。
最初の1羽は巣に戻りましたが、もう1羽は巣の近くで動けなくなったため、まんのう町が保護施設に搬送して治療していました。しかし7月3日朝、死んだことが確認されました。
まんのう町と香川県では、親鳥と幼鳥を驚かせないよう巣の周辺への立ち入りを制限しています。また餌を与えないことや、私有地への立ち入りや路上駐車を控えることなどを呼び掛けています。