岡山市が進める新アリーナ計画。計画の規模拡大などを踏まえ、岡山市の大森市長は改めて岡山県の考えを聞くため、伊原木知事に協議を申し入れたことを明らかにしました。
(岡山市/大森雅夫 市長)
「現時点の岡山県のスタンスを知事に改めてお伺いをしたいと考えている」
岡山市の大森市長は、10月10日付けの依頼文を岡山県の伊原木知事に提出し面会を求めたことを明らかにしました。
岡山市は約280億円をかけ北区野田に最大1万人規模の新しいアリーナの整備を計画しています。
アリーナを巡っては、市は当初「経済効果が市外にもおよぶ」などとして、県に費用の一部負担を求めましたが、2024年5月、県は「参画するという結論には至らなかった」と回答。
市は単独で整備する考えを示していました。
その後、座席数が当初の2倍ほどの規模になるなど、計画が拡大していることなどを踏まえ、市は改めて県に参画の意向を聞きたいとしています。10月末までの回答を求めています。
(岡山市/大森雅夫 市長)
「大きな意味で市と県が協力して前に進んでいくことが、市民県民の皆さん方にとっても私は有意義なことであるし、最終的にまた市と県のお互いの友好な関係を醸成する一つのポイントにもなる」
市によりますと、これまで大森市長と伊原木知事がアリーナについて面会して協議したことはないということです。