11月、KSB瀬戸内海放送の関係者に「日本郵便」を装ったメッセージがSMSで届きました。メッセージには「偽サイト」へのリンクがつけられていて、日本郵便が注意を呼び掛けています。
KSB関係者に届いたのは、日本郵便をかたった「配送手続きが見つかりませんので、再度配送手続きをお願いします」というメッセージです。
リンクを押すと、「日本郵政」と書かれたサイトに移動。サイトでは「お届け先の住所に不備があった」として「正しい住所」の入力を求められます。また「対応しないと差出人に返送する」とも書いてあります。
日本郵便によると、このサイトは巧妙に作られた「偽サイト」です。日本郵便のサイトはURLの末尾が「.jp」ですが、偽サイトは末尾が「.com」となっています。
日本郵便では「.com」のサイトも存在するということですが、少なくとも荷物の再配達など追跡サービスのサイトでは「.com」を使用していないということです。
また偽サイトには「日本郵政」のロゴマークが記載されていますが、追跡サービスに関する情報は「郵便局」と書かれたサイトに記載しているということです。
日本郵便では偽サイトを検知した場合、削除するなど対策を取っているということですが、今回確認されたドメイン以外でも「詐欺サイトは日々量産されている」ということです。
日本郵便は「日本郵便のサイトを検索して、正しいものと比較してほしい」と呼び掛けています。