ニュース

実行委の委員名を「公開すべき」 香川県立アリーナのプロジェクションマッピング事業で審査会が答申

 「夜型観光」を推進しようと香川県立アリーナで2025年から行われているプロジェクションマッピング。その実施主体である実行委員会の委員名を「公開すべきだ」と、学識経験者で構成する情報公開審査会が答申しました。

 あなぶきアリーナ香川の屋根に映像を投影し、光と音で彩るプロジェクションマッピング。実施したのは、香川県などで作る「県立アリーナを活用した観光コンテンツづくり事業実行委員会」です。

 2025年3月、最初に行われた際は3日間で8700万円。2025年10月のハロウィン、2026年2月のバレンタインの際のプロジェクションマッピングと、2025年12月のクリスマスマーケットにあわせて3億2000万円(当初予算ベース)を県が負担しています。

 事業者の選定過程や事業費の妥当性などを検証するため、KSBの記者が県と実行委員会に情報公開請求しましたが、開示されたのは、採用された提案内容も含めてほとんどが黒塗り。費用も、請求書で総額は出ているものの、その内訳は分かりません。

 さらに、この実行委員会を構成するメンバーも、委員長が香川県の副知事であること以外は黒く塗りつぶされていました。

 同じ内容を情報公開請求した香川県議会の植田真紀議員は、実行委員会の委員名の非公開を不服として2025年6月、県の情報公開審査会に審査を申し立てていました。

 同じく県に事務局を置く瀬戸内国際芸術祭やかがわマラソンの実行委員会は構成委員名が公表されています。

(香川県議会[市民派改革ネット]/植田真紀 議員)
「公金が(実態が)分からない組織に流れるということを私は不審に思った。隠すということによって、都合が悪い人が委員になってるんじゃないかとか、変な勘ぐりを持ってしまう」

 香川県側は、「実行委員が委託業者の選定も行うため、公にすると外部からの圧力や干渉などの影響を受けるおそれがある」と主張。

 外部の学識経験者で作る香川県情報公開審査会は、「委員の評価や発言が記載されているなどの事情はなく、今後の公募事務などに支障を及ぼすおそれがあるとは認められない」として、委員名を公開すべきだと4月16日付で答申しました。

 実行委員会の事務局を置く香川県の観光振興課は取材に対し、「答申を真摯(しんし)に受け止め、今後適切に対応してまいります」とコメントしていて、近く、委員名が公表される見通しです。

(香川県議会[市民派改革ネット]/植田真紀 議員)
「無駄はなかったのかとか、もっとこうしたらいいのではないかということの振り返り、そして次の年度につなげるという意味では行政文書は非常に重要ですし、そこが常にオープンになるということが大事ではないかと思っています」

関連ニュース

全国ニュース(ANN NEWS)

新着ニュース

ADVERTISEMENT