岡山県高梁市の臨済宗の寺・頼久寺(頼久寺町)で、6月3日ごろ、モリアオガエルの産卵が確認されました。5日までに3つの卵塊(らんかい)が見つかっています。寺によりますと、数年前から毎年6月初旬ごろ、本堂の裏の池で産卵しているということです。
白い泡の塊(卵塊)はソフトボールくらいの大きさで、中には300個から800個の卵が入っています。卵は泡の中で2週間ほどでオタマジャクシとなり、水の中に落ちて成長します。
モリアオガエルの生息には、繁殖する水場と生活する森の両方が必要ですが、環境の変化などで数を減らしていて、岡山県版レッドデータブック2025は、絶滅の危険が増大している「絶滅危惧Ⅱ類」としています。
頼久寺は、1339年に足利尊氏が安国寺として再興しました。国の名勝に指定されている枯山水庭園は、江戸時代に茶人、建築家、作庭家などとして、マルチに才能を発揮した小堀遠州が手掛けたものです。
住職によりますと、2026年は4月末ごろから、明け方に本堂で読経をしていると「コココッ」と鳴き声が聞こえていたということです。夕方にも心地よい声が響くそうです。