岡山県笠岡市は、市立市民病院で複数の看護師がパワーハラスメント被害を訴えた問題について、市が設置した委員会が新たに管理職1人によるパワハラ3件を認定し、最終報告をまとめたと6月16日に発表しました。
市人事課によると、この管理職は2025年4月、看護師1人に威圧的な指導を繰り返していて、委員会がパワハラと認定したということです。
市は2025年6月にハラスメント対策委員会を設置し、被害を申し出た看護師22人と看護師の上司にあたる管理職ら9人について、合わせて約110事案を調査。
これまでに、別の管理職1人による看護師5人への7件の行為がパワハラと認定されていました。
一連の問題の背景について委員会は、赤字体質にあった市民病院の経営改善を進める中で、看護師の負担感が増加していたと指摘。そのうえで、管理職は、当時の経営責任者と現場の看護師の間で板挟み状態となり、十分な意思疎通を図れていなかったことが要因だとしています。
笠岡市立市民病院では、再発防止策として4月1日付けで「ハラスメント・ゼロ宣言」を発表し、ホームページにも記載しているほか、定期的に研修会を開いていくとしています。