8月30日投開票の香川県知事選挙には現職と新人合わせて4人が立候補。現職の1期4年の評価などを争点に、過去最多タイの4人が舌戦を繰り広げています。それぞれの候補者の主な訴えと人口減少対策の「カギ」について聞きました。
新人・姓納文彦 候補(63)
(新人/姓納文彦 候補)
「大量の外国人をこれから受け入れようとしている県政、これに対して僕はノーを突きつけたい。外国人と日本人が調和を得るためには人数を制限していったり、ルールを決めることは一番大切なんです」
新人でIT関連サービス業の代表、姓納文彦さん(63)。
2027年4月から技能実習制度に代わる「育成就労制度」がスタートするのを前に、香川県内の在留外国人の数を人口の5%に制限すること。
空き家を活用してマイホームが持てる県として全国から若い世代を呼び込むことなどを訴えています。
手を振ってくれる人たちにすぐに近づいて話しかけられるよう、選挙カーとは別に、本人がスクーターに乗って移動しています。
現職・池田豊人 候補(65)
現職で2期目を目指す池田豊人さん(65)。
AI関連を中心とした企業誘致や「かがわマラソン」初開催などの実績をアピールしつつ、暮らしの安心、稼げる香川、観光振興を3つの約束として掲げています。
(現職/池田豊人 候補)
「今、抜群の集客力を誇っているアリーナの魅力を高め、そしてその流れをさらに県内全域に東から西まで、また島にも全域にいきわたらせます」
今回の選挙では5つの党から推薦を受け、企業・団体回りや個人演説会を開催。新型コロナ禍で活動に制約があった4年前とは違い、有権者との直接の触れ合いを重視しています。
新人・田辺健一 候補(45)
新人で共産党香川県委員会の書記長、田辺健一さん(45)。過去4回、国政選挙にも挑戦しました。
税金の使い道を大型開発から命や暮らし優先に変えるとし、物価高騰に負けないよう最低賃金を時給1500円以上へ引き上げることなどを訴えています。
(新人/田辺健一 候補)
「中小企業が従業員の給料を時給1500円以上に引き上げたときには不足分の一部を県が直接支援するようにいたします。水道料金の値上げ計画を中止します」
人が多いスーパーの前などで街頭演説をして政策を訴えるとともに、集会や個人演説会では参加者の要望を聞く時間を設けています。
新人・曽根克典 候補(64)
新人で食品加工会社の社員、曽根克典さん(64)は、仕事終わりの夕方や土日を中心に駅前などで有権者に声をかけながら、公約を記したチラシを配布。県内各地の掲示板に順次ポスター貼りも進めています。
(新人/曽根克典 候補)
「100万都市・香川を。ことでんとJRを結んで香川県をぐるっと回すように、琴平から香川県一周。香川の一体化を進めたいです。高松を中心にした、県都・高松の発展が香川の象徴のような気がするんで。私のイメージでは」
瀬戸大橋に彩色を施して観光資源化することや、公共交通の料金を半額にすることなど13の提案で、活気と向上心あふれる「100万都市・香川」のブランド化を掲げています。
候補者に聞く“人口減少対策のカギ”は?
香川県が抱える大きな課題の一つが「人口減少」です。
5年に1回行われる国勢調整で、香川県の人口は1995年の約102万7000人をピークに減り続けています。2025年10月1日現在の速報値は90万7725人で、減少率は過去最大となりました。
この人口減少対策のカギを握るのは何か? 候補者4人に聞きました。
(新人/姓納文彦 候補)
「子育ての世代とか自分が結婚して自分の力を生かせるときは地元に帰ろうとという気持ちを持てるような地元づくりが必要だったんですよね。ITとか若い人たちの考える求めているものというのをもっと香川の中で生かせる企業を作りたいんですよ。誘致でもいいし、香川県で作り出すということをやっていけばいいと思ってます」
(現職/池田豊人 候補)
「行政が中心になって責任を持って医療と福祉、介護の体制を堅持していく。これによって減少しても安心して暮らせる生活というのは確保できるのかなと思います。やはり都市部から地方部へ人口が分散するような。地方にやっぱり魅力がないと来ませんから、地方の魅力をアップして、地方に地方に人が分散するようなことを進めなきゃいけない」
(新人/田辺健一 候補)
「若い人が香川に残らないで、とりわけ大都市圏に行くっていうのも、安定した仕事、あるいは少しでも多い給料がもらえる仕事を求めて出ていくわけですから、香川県内の中小企業を応援しながら若い皆さんが将来設計が持てる、あるいは希望が持てるような賃金を保証できるような香川を作ってこそだと思います」
(新人/曽根克典 候補)
「結婚率が低いのが少子高齢化の大原因です。これ絶対ですよ。とりあえず楽しい婚活ツアーをしてお祭り騒ぎで盛り上げていったらカップルができるんじゃないでしょうか。県に婚活ツアー課というのを作って、毎日毎日企画してもらって、婚活ツアーを。面白い、バスの中ではそのつど席をチェンジするような、男と女をミックスさせるような面白い婚活ツアーを作って。形式的な婚活イベントをやってますけど、ちょっとあれはあんまり効果が少ないような気がするので、思い切ったことを」
香川県知事選の投開票まであと5日。過去2回連続で30%を下回っている投票率の行方にも注目です。