岡山・香川の頑張る高校生を応援する「青春のキセキ」です。26日はプロサッカー選手を目指すファジアーノ岡山U-18の選手たちです。「夢」を叶えるために。サッカーに全てを懸ける高校生の「日常」とは。
厳しい夏の暑さの中、政田サッカー場に集まるのは、ファジアーノのこれからを担うと見込まれた「ファジアーノ岡山U-18」高校生の選手たちです。
ファジアーノ岡山U-18には現在、高校1年生から3年生まで総勢40人の選手が在籍しています。
選手たちは平日は練習、週末には高校年代最高峰の「プレミアリーグ」で全国の強豪チームと試合といったトップチームと同じような日常を過ごしています。
チームのキャプテンは、エースストライカーの安西来起(あんざい・らいき)選手です。
香川県さぬき市出身で、地元のさぬき南中学校サッカー部からU-15日本代表に選ばれるなど活躍を続け、高校進学とともに岡山にやってきました。
(キャプテン さぬき市出身/安西来起 選手)
「3年間……長かったかなって感じです、本当3年間いろいろなことがあって、本当に自分はプロになるためだけに岡山に来たので、そのために毎日生活してきているし、まだあと半年あるけど今までやるべきことは全てやったかなと」
チームには、その他にも山口県出身で兄2人がJリーガーの行友翔音(ゆくとも・かのん)選手や……
倉敷市出身でトップチームのヨーロッパキャンプに唯一参加した2年生、岡﨑葵(おかざき・あおい)選手など、プロのサッカー選手を目指す高校生が集まっています。
(倉敷市出身/岡﨑葵 選手)
「めちゃくちゃ楽しかったです、本当に。すごいいろいろな物を吸収できたキャンプだった。サッカーをやり始めたころからサッカー選手になることは夢だったんですけど、その目標が手の届くところまでいま全然きていると思うので。気を抜けるところは一切ない」
その選手たちの日常を支えるのが、2026年3月に完成した選手寮、その名も「若雉寮(わかきじりょう)」です。
トップチームの若手選手も利用する若雉寮。U-18からは北は石川、南は沖縄まで、県内外14人の高校生が暮らしています。
(キャプテン さぬき市出身/安西来起 選手)
「(行友選手が)寮長ですよ! 全部聞いてください、寮のこと」
(兄2人はJリーガー/行友翔音 選手)
「(Q.若雉寮の良さは?)寮の中で全部完結できるというか。いい環境にあるので過ごしやすい。困っているほどでもないですけど、1年生が騒がしいですね(笑)」
寮の施設には数々の充実した器具が揃うトレーニングルームに、広々とした大浴場も完備。
もちろん食堂では専門スタッフが手掛ける栄養満点の食事が楽しめます。サポート体制も万全です。
(若雉寮スタッフ/羽村いつみさん)
「体もですけど、心もしっかり育てていかなきゃいけないので大人が、そう思ってサポートしてる」
気になる部屋は、4人部屋が基本のプライベートルームです。机の周りにはお気に入りのグッズが並び、居心地の良さは抜群です。
(キャプテン さぬき市出身/安西来起 選手)
「(Q.サングラスは?)はまったっすね、1回はまったら一気にいっちゃうっすけど、(熱がすぐ)冷めるっす」
そんな寮で暮らす選手たちの1日のスケジュールが……
午前6時半ごろに起床すると、朝礼や身支度を済ませてクラブが提携する学芸館高校へ。
一般生徒と一緒に授業を受け、午後5時ごろから政田での練習を2時間ほど行い、寮に帰るのはだいたい午後8時ごろです。
そこから食事やお風呂・洗濯に掃除、ストレッチなどをこなして午後11時ごろに就寝です。
(キャプテン さぬき市出身/安西来起 選手)
「本当毎日の練習でトップチームのコーチが練習を見に来てくれたり、本当にいい環境をいろいろな人たちが作ってくれていて、自分たちは本当にサッカーで返すしかないと思う。本当に毎日がチャンスだと思うので」
クラブがU-18の選手たちに最高の環境を整えるのは、選手の成長がトップチームの強化に直結するからです。実際にU-18での試合や練習の活躍によってトップチームの練習に呼ばれることも少なくありません。
一方で、プロへの道は険しく、過去10年でファジアーノU-18から直接トップに昇格したのは4人だけ。他のJクラブもU-18から昇格をつかむのは年に1人~3人、0人の年もあるのが現実です。
サッカーに全てを捧げ全力で挑んだ日々。全ては「夢」を叶える、チャンスをつかむためです。
(倉敷市出身/岡﨑葵 選手)
「岡山を代表する選手になってそこから世界、ワールドカップで優勝するのが夢なので、それをつかむチャンスを自分がつかめるかどうかだけ」
(キャプテン さぬき市出身/安西来起 選手)
「プロになりたいっていう気持ちがぶれたことは1回もないので、本当にそれを勝ち取るのは自分自身だと思うので、人一倍努力してやっていきたい」
ファジアーノ岡山U-18が戦うプレミアリーグは、9月5日からリーグ後半戦が始まります。トップチーム同様、国内最高峰の舞台で戦うU-18の選手たちにぜひ注目してください。
(2026年8月26日放送「News Park KSB」より)