香川県は、丸亀市の高校の寮で、提供された食事とみられる集団食中毒が発生したと発表しました。
県によると、14日午後4時50分ごろ、丸亀市の医療機関から「食中毒症状のある高校生を診察した。寮の生徒の半数以上が体調を崩しているようだ」と中讃保健所に連絡がありました。
保健所が調べたところ、寮で提供された食事を食べた68人のうち男子生徒42人が、12日朝から14日午後にかけて下痢や腹痛などの症状を訴えていることがわかり、患者の便からはウエルシュ菌が検出されました。現在は全員快方に向かっているということです。
中讃保健所は、この寮の調理場を16日から3日間の営業停止処分としました。
県によると、ウエルシュ菌は、肉や魚介類などの食品や、人や動物の腸内、自然環境にも広く生息していて加熱調理をしても死滅することなく生き残ります。また無酸素状態で増殖します。主な症状は下痢や嘔吐です。
カレーやシチュー、煮魚などの多様な煮込み料理や大量調理をした食品が原因になることが多く、前日に大きな鍋などで大量に調理してそのまま室温で放置すると、ウエルシュ菌による食中毒のリスクが高まるということです。
県は、前日の調理や室温での放置を避けて、調理後はなるべく早く食べることを呼び掛けています。また保存する場合は、小分けにして速やかに冷却するか、55度以上の高温で保存することが大切だということです。