倉敷警察署は9月16日、投資名目で高齢者から現金をだまし取ろうとしたとして、自称・兵庫県香美町の自称トラック運転手の男(61)と、台湾国籍の男(27)を詐欺未遂の容疑で逮捕しました。
2人は氏名不詳者らと共謀して、倉敷市の女性(76)から投資名目で現金200万円をだまし取ろうとした疑いがもたれています。警察の調べに対し、自称トラック運転手の男は「200万円を受け取ろうとしたことに間違いないが、詐欺のお金とは知らなかった」などと容疑を一部否認しています。台湾国籍の男は黙秘しているということです。
警察によりますと、9月13日頃から16日頃までの間、投資会社の社員になりすました氏名不詳者らがSNSのメッセージ機能で女性とやりとりをし「今週の金曜日に見込み利益が30%に達する予定のディスカウント株の案件があるんです」「私の方でできる限り枠を確保できるよう動いてみることもできます」などと嘘を言ったということです。その後、9月16日に倉敷市内で、投資会社の社員になりすました自称トラック運転手の男が女性に接触し、現金200万円をだまし取ろうとしたものの、警察の「だまされたふり作戦」によって未遂に終わりました。
台湾国籍の男は付近で見張りをしていたところを逮捕されました。警察は「匿名・流動型犯罪グループ」いわゆる「トクリュウ」による組織的な犯行で、自称トラック運転手の男が「受け子役」、台湾国籍の男が「見張り役」を担っていたとみて捜査を進めています。
9月14日、倉敷署が他県の警察署から情報提供を受けて女性に確認したところ、今回の事件が発覚したということです。女性はこれまでに600万円ほどの被害を受けているとみられていて、警察が関連を調べています。
警察は「不審な電話に出ないこと。怪しいと思ったら警察に相談してほしい」としていて、特殊詐欺に巻き込まれないよう注意を呼びかけています。