10月31日と11月1日に、兵庫県豊岡市の全但バス但馬ドームで身体障害者野球の秋の全国大会(選手権大会)が開かれ、岡山桃太郎が大会7連覇を達成しました。
全国7地区の代表が頂点を争うこの大会。中国・四国代表の岡山桃太郎は、31日の初戦で東近畿代表の大阪ジャガーズに11対0で勝利します。
1日の準決勝では、九州代表の北九州フューチャーズと対戦。岡山桃太郎は2回に荒田、早嶋のタイムリーで3点を先制します。
しかし5回、ここまで北九州打線を抑えてきたエース早嶋健太が1点を返されると、なおも満塁のピンチからセンターに走者一掃のタイムリースリーベースを打たれ逆転を許してしまいます。
それでも岡山桃太郎は直後の6回に亀田の2点タイムリーなどで逆転に成功。最後は早嶋が抑えて、岡山桃太郎が決勝進出を決めました。
【岡山桃太郎 7-4 北九州フューチャーズ】
準決勝終了から約2時間後に行われた決勝。相手は、春の全国大会で2対11と大敗した名古屋ビクトリーです。
春の大会で打ち込まれた早嶋はリベンジのマウンドに上がります。連投の疲れか1回、2回は四死球でランナーを許すも無失点で切り抜けます。
すると3回、岡山桃太郎は2死満塁のチャンスを作ると、早嶋と同学年の浅野僚也がレフトへ2点タイムリーを放ち先制に成功。岡山桃太郎は5回にも2点を追加します。
早嶋は6回に1点を失ったものの、粘り強く投げ続けます。
準決勝・決勝と1日で200球以上を投げ抜き、春のリベンジを果たしたエースは、最後のバッターをレフトフライに打ちとった瞬間、マウンドでひざをつきました。
【岡山桃太郎 4-1 名古屋ビクトリー】
試合後、涙を流した早嶋は「春の悔しさをやり返すという強い思いや、みんなへの感謝の気持ちなど、いろいろな感情が相まって…まさか僕も泣くと思わなくて。こういううれし涙を流せるチームにいることは幸せ」とコメント。
11月21日・22日に行われる障害者野球の世界大会の日本代表にも選ばれている早嶋は「ピッチング、バッティングとも状態は上がっているので投打で日本代表を引っ張りたい」と決意を新たにしていました。