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関係者「コントロール不能になっていた」維新関係者が“偽名”で敵陣営に

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次の衆院選で、日本維新の会から京都4区で立候補を予定していた松井春樹氏(26)。その事務所幹部が、約半年間、偽名でライバル候補の事務所に出入りしていたことが明らかとなりました。

松井春樹氏のSNS 「この件の全てを彼の暴走として責任を押し付けるつもりは全くございません。使用者責任と道義的責任がある」

“彼”とは、松井氏の同級生で、事務所の事務局長です。

事務局長は、去年12月ごろから約半年間、同じ京都4区のライバル・北神圭朗議員の事務所に大学生を装い、偽名で潜入していました。政治塾や街宣にも参加していたそうです。

事務所には30~40回出入りしていて、松井氏もその行動を把握していました。

松井春樹氏のSNS 「『やめてくれ。リスクでしかない』と強く反対しました」

25日夜、松井氏の事務所スタッフが取材に応じました。

事務所の別のスタッフ 「(Q.いま、事務局長はどういう状態)全然、わからない。連絡も取れていない。こんなふうになるなんて、悔しいというか、言葉にならない。(Q.松井氏の指示で入り込んだのではない)松井くんの非は一切ない。好奇心で行った。途中で知ったときに止めないといけなかった。止めているが、止めきれなかった。コントロール不能になっていた。興味があったんでしょう、北神さんに」

松井氏は、離党届と支部長の辞任届を維新に提出し、24日付けで受理されました。

日本維新の会・藤田文武幹事長 「しっかりと指揮命令系統がワークしていなかったのは事実。明らかに瑕疵(かし)がある話」

焦点となっているのは、選挙戦の要となる支援者の名簿です。番組の取材では、事務局長は、名簿をもとに支援者へ電話する作業を担っていたという情報もあります。

日本維新の会・藤田文武幹事長 「(Q.名簿に関して、見てもいない、触れてもいないのか。北神議員の事務所ではどういうことをしていたのか)名簿をとってきて活用して、こちら側の訪問をしたりとか、電話をしたりという事実があるかというと、なかった。彼が向こう側でどういうことをやっていたかは、全部はわかっていない」

一方、北神氏は「素性を偽り、当方の事務所に出入りすることは、名簿を奪われる恐れがあった」とコメントしています。

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