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カギは「窓」 首都圏で相次ぐ強盗 “防犯のプロ”が自宅の対策を指南!

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 5日に40人目の逮捕者が出るなど、首都圏で相次ぐ強盗事件。身を守るためにはどんな対策が有効なのか。自宅で手軽にできる防犯対策をプロに聞きました。

■「防犯のプロ」が教える自宅の対策

Secual顧問 防犯コンサルタント 松丸俊彦さん 「まずは何もやっていないということが危険。ですから、まず一つやってみて」

 対策をしていないということが危険。防犯のプロが断言するのにも無理はありません。

 カメラに気付くとうつむく男。長い前髪が顔を覆います。連続強盗事件で40人目の逮捕者が出ました。

 今月2日、東京・葛飾区の住宅で70代の男性が縛られた状態で見つかった強盗事件。実行役とみられる本橋日尚太容疑者(23)が強盗傷害などの疑いで5日に逮捕されました。

本橋容疑者の交際相手 「彼氏が葛飾の強盗に関与しているかもしれない」

 本橋容疑者の交際相手が交番に申し出たことなどから特定に至ったということです。

 終わりの見えない強盗との戦い。撃退術をプロに聞きます。

 元警視庁公安部の捜査官で、防犯コンサルタントの松丸さんがまず強調するのは…。

Secual顧問 防犯コンサルタント 松丸俊彦さん 「窓は空き巣や強盗犯が侵入する、最も多い侵入経路。まずは、ここ(窓)の防犯を一番先に高めることが必要。窓の防犯が優先順位が高い」

 3日に発生した千葉県四街道市の強盗事件でも…。先月、千葉県市川の事件でも…。埼玉県所沢市では勝手口のガラスが…。

Secual顧問 防犯コンサルタント 松丸俊彦さん 「窓ガラスに対する防犯としては防犯フィルムがある。強化ガラスになっていない場合は、ぜひこれを付けてほしい」

 割られるまでの時間を延ばすことが重要だといいます。

Secual顧問 防犯コンサルタント 松丸俊彦さん 「この鍵周りを割れにくくする。割るのに時間がかかるようにしたい。時間がかかるというのが、空き巣犯も強盗犯も嫌う。(割るのに)5分くらいかかると7割くらいが侵入を諦めると言われている。なるべく時間を稼ぐ意味で理想は全面。貼れない場合は鍵の周りに貼っていただきたい」

 さらに、窓には“一石二鳥の対策”も…。

Secual顧問 防犯コンサルタント 松丸俊彦さん 「振動を感知すると警報音が鳴る。ご近所に聞こえるとか、契約者本人が近くにいた場合に侵入に気付く効果がある」

 異常をいち早く察知できる以外にもメリットが…。

Secual顧問 防犯コンサルタント 松丸俊彦さん 「犯人側から見れば、ここにはもう何か設置してあるというのは一目瞭然。これに何か手を加えるというのは少し勇気がいること。見た目で何か設置してある、それでも割った時には実際に音が出る、二段構え」

 万が一、窓が破られた際の対策も…。

Secual顧問 防犯コンサルタント 松丸俊彦さん 「窓にも色々な対策があって、その一つに補助錠がある」

 ドアの鍵が独立したような見た目の「補助錠」。実際に取り付けてもらうと…。

Secual顧問 防犯コンサルタント 松丸俊彦さん 「(窓を)割って開けて、まだガラスの破片が残っているから、くぐらずに入ろうとした時に開けられない」

 一連の事件でも多い“ガラス破り”の手口。警察庁の調査でも2番目に多い侵入経路であることが分かっています。

 ただ最も多いのは、実は「無施錠」なのです。

Secual顧問 防犯コンサルタント 松丸俊彦さん 「鍵の掛け忘れとか、鍵をしていない。下見の段階で生活実態を見てからターゲットを決める。こういう(無施錠の)家は危険」

 ごみ捨てや家族の見送りなど、わずかな時間でも狙われるため注意が必要だということです。

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