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三菱UFJ銀行の元行員が貸金庫から現金など十数億円を盗む

経済

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 三菱UFJ銀行は契約者が預けた現金など十数億円相当を元行員が貸金庫から盗んでいたと発表しました。

 三菱UFJ銀行によりますと、元行員は2020年4月から今年10月までの約4年半にわたり、東京・世田谷区の玉川支店と東京・練馬区の練馬支店の貸金庫から現金など十数億円相当を盗み出していました。

 貸金庫の鍵を管理する立場を悪用していたということです。

 被害に遭った契約者は約60人ですが、被害額も含めて元行員の供述に基づく情報のため、盗んだ金の使い道を含めて調査を続けているとしています。

 貸金庫の契約者からの指摘を受け、先月31日に問題が発覚しました。

 元行員は盗んだことを認めていて、三菱UFJ銀行は今月14日に懲戒解雇しました。

 この問題を受けて全店舗の貸金庫を調べたところ、同様の被害は確認されていないとしています。

 三菱UFJ銀行は監督官庁に報告するとともに、全容解明に向けて警視庁に相談していて、「被害が確認されたお客さまには改めて深くおわび申し上げるとともに今後、真摯に補償を実施して参ります」とコメントしています。

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