韓国の国会では7日午後5時から、本会議が開かれ、尹(ユン)大統領の弾劾(だんがい)訴追案などの審議に入りました。弾劾案の可決には与党から最低8人の造反が必要となります。
(李志善記者報告) 国会では今、尹大統領の妻・金建希夫人を捜査するための法律を作る議決が行われています。
この審議が終わり次第、尹大統領に対する弾劾決議案に移りますが、焦点は、与党から可決に必要な少なくとも8人の造反が出るかどうかです。
弾劾に「賛成する」と表明していた与党議員の一人は、7日朝の大統領の謝罪談話を受けて「反対に回る」と立場を変えていて、状況は不透明さを増しています。
そして、国会前はすでに数万人の市民らが集まっています。
参加者の一人は「謝罪では済まない。大統領はすぐに退陣しろ」と話しました。
集まった人たちの多くは怒りの声を上げています。
仮に弾劾が否決された場合は抗議活動はさらに拡大するものとみられます。