アフリカ中部のコンゴ民主共和国で広がっている原因不明の病についてアフリカCDC=疾病対策センターは、感染者や死者が5歳未満の子どもに集中していると明らかにしました。
アフリカCDCは12日に会見を開き、感染者のサンプルを分析したところ、蚊が媒介する感染症のマラリアの検査に対して陽性反応を示したことを明らかにしました。
ただ、感染地域から運ぶのに時間がかかったためサンプルの状態が悪く、原因を確定させるためには再び検査をする必要があるとしています。
結果は来週以降になるということです。
インフルエンザに似た症状が出るこの原因不明の病を巡っては、これまでに感染者が527人に上り、32人が死亡しています。
感染者や死者のほとんどが子どもたちで、特に5歳未満が半数近くを占めていることも明らかになりました。