アフリカのコンゴ民主共和国で10代後半を中心に79人の死亡が確認された原因不明の病気について、国立研究所がウイルス性か細菌性かを判断するために調査中だと明かしました。
コンゴ民主共和国の保健当局によりますと、南西部の地域で10月以降、原因不明の病気を376人が発症し、79人の死亡が確認されました。
症状はインフルエンザに似た発熱やせき、呼吸困難などで、死者の大半は10代後半だということです。
コンゴ民主共和国 国立公衆衛生研究所 所長 「我々は最大限の警戒をしている。(未知の病気が)呼吸器感染症であるかどうか診断で確認する必要がある」
コンゴ民主共和国の国立公衆衛生研究所は5日、この病気が広がっている地域では、栄養失調の市民が約4割に上っていて、病気が蔓延(まんえん)する背景として考慮するべきだと指摘しました。
現在、病気がウイルス性か細菌性かを判断するために調査しているということです。